
地酒が盛んな会津若松でも日中からやっている居酒屋はあまりない。やってきた「酒菜 天味」(てんみ)さんは15時から営業をしているお店です。
店内は町のお寿司屋さんのようなこじんまりとした空間。

地酒は選りすぐりのものが用意されておりました。

時期限定の日本酒も。
福島のお酒を色々と知りたいので日本酒6種飲み比べセットを注文。

よく見る3種セットのかたちで2回に分けて提供されます。およそ60mlずつ2合分を注いでくれるので十分に酔えますね。

料理は鯉(コイ)の刺し身が珍しかったので注文。福島(郡山)で養殖が盛んなんですね。鯉は臭みがあるという話を聞いてたけど全然そんなことはなくしっかり噛み応えのある淡白な味の魚で美味しかったです。わさび醤油をつけてもよいですが何もつけなくても十分おいしく口の中をさっぱりさせてくれるので日本酒の利き酒をしているときは重宝しました。

また、お店の名物である椎茸の会津地鶏つくね焼きも注文。つくね料理でこの見た目だと甘いタレがかかっているかと思いきやかなりさっぱりとした味。椎茸の味がはっきりと伝わってきましたしつくねは肉汁が飛び出すほどにジューシー。素材本来の味を感じることができてよかったです。

おしながきとは違うスペックの日本酒が出てきたりもしましたがお酒も料理も美味しく他の料理も頼んでみたいお店でした。というレビューです。

峰の雪 純米…乾杯酒としていただきました。活きがあっていいですね。お燗にしても映えそうな味。

会津中将 特別純米 うすにごり 生酒…おいしい。好きなバランス。

会津娘 純米…さっぱりスイーティーで飲みやすい。濃い料理と合わせたらいくらでも飲めそう。

会津娘 花さくら 純米吟醸 うすにごり…こちらも辛めなフルーティーさ。すっきり。

かすみロ万 純米吟醸 うすにごり生原酒…まろやかなフルーティーさがありつつもキレがよくて飲みやすい。

玄宰(げんさい)特別純米…末廣酒造。飲んだときのピチピチ感あるフルーティーさ。淡白な鯉とも合いました。

写楽 純米吟醸無濾過生…パイナップル系の軽い酸味フルーティー。