東京地下鉄千代田線の千駄木駅から歩いたところに「和菓子 薫風」(くんぷう)という「和菓子と日本酒のマリアージュ」を謳うお店があります。
お店の中は4人用テーブルがひとつで、和菓子のテイクアウト販売も行っている様子。
「薫風お試しセット」を注文すると、3種類の和菓子と、それらに合う3種類のお酒を用意してもらえます。
和菓子は、左から
- スパイス(カルダモン?)の練られたドライフルーツ入り羊羹
- ごぼうが使われている和菓子
- ブランデーをしみこませたフルーツ入り焼き菓子
日本酒は、左から
結ゆい 特別純米酒 赤磐雄町米…すっきりしていて常温でも飲みやすい。茨城の杜氏が現在北海道で造ってるというお話も聞けた。
にいだしぜんしゅ 生もと純米(福島)…酸味があってどっしりとしている。
達磨正宗 熟成三年(岐阜)…甘さがあるがまだクセの少ない印象。
これらの和菓子と日本酒を合わせていただいてみると、ときには味を引き立たせてくれたり、ときには絡み合ってより深い味になったりしました。別々で口に入れるときとは違う味を感じられておもしろい体験。
生もと造りのどっしり感がごぼうの和菓子と一緒に食べることで食事感を演出したり、他の組み合わせを試してみてもやっぱり縦に並べてもらった組み合わせがいちばんしっくりきたり、お酒と合わせる食事の楽しさをいっそう学べた場所でした。
いずれ日本酒と食事の組み合わせ(ペアリング)の沼にもハマる気はしているのですが、ここでその階段を1段上がったような気がします。
和菓子、お酒ともにお店のひとが丁寧に説明してくださるので、日本酒初心者にもおすすめのお店です。