八海山の飲み比べをしたことがなかったので飲み比べしてみます! pic.twitter.com/OZINtCA0ID
— 中村 拓也 (@setsukun2) November 1, 2024
チェーン店の居酒屋でも見かける印象があり、日本酒の銘柄の中でも1位2位を争う知名度では?と思っている「八海山」はっかいさん(新潟県八海醸造による製造)
そんな八海山の味をちゃんと味わった記憶がありませんでしたので、今回は各種飲み比べをしてみました。
左から、「普通酒」「特別本醸造」「大吟醸」「純米大吟醸」となります。
注意として、味の感想に関してはあくまで個人の感想となっております(お酒の味はひとによって感じ方が変わります)
実際に飲み比べてみたいというひと向けに八海山の飲み比べセットも売られていました。
各味の感想
普通酒
コンビニでもよく売られているのが普通酒です。
風味や辛口感のバランスがよかった。普通酒ならではの雑味がありつつも想像よりはベタつきが少なく、普通酒 = 微妙というイメージが払拭されました。家に常備しておきたいかもしれない。
特別本醸造
普通酒との違いは精米歩合だとか掛米が違うとかでしょうか。
普通酒より辛さ(酒っぽさ)を感じる印象で、日本酒と言って想像する味かつその中でも洗練された味という感じを受けました。刺し身のような淡白な料理と合わせやすそうです。
ちょっと癖がある気がしましたが、飲み続けてもくどくならないので最後まで飲める味だと思います。
大吟醸
精米歩合を45%まで削り吟醸造りで造ったお酒。
特別本醸造よりもより辛さを感じた。主張がつよまっているので、味の濃い食べ物でも負けないように感じました。
純米大吟醸
こちらも精米歩合45%ですが、醸造アルコールを添加していないお酒。
他の造りと比べるとガラッと印象が変わります。主張が少なくてスッとしていて飲みやすいです。あまり八海山らしさはないかも…?
ただ、主張が少ない分、味の濃い料理と飲むとお酒の存在感が薄くなってしまうかもと感じました。その場合は冷蔵庫で冷やしていた温度から常温に近づけることで風味を出せる気がします。
初心者におすすめの味は?
八海山を飲み比べてみて、日本酒初心者の方に最初に飲んでいただくとするなら…
やはり純米大吟醸でしょうか。最初は冷やして飲むのがいいかもしれません。
特別本醸造や大吟醸は”酒”という感じがするので、日本酒の味に慣れていない場合はおすすめしづらいかも。
普通酒は他の普通酒と比べると飲みやすいですが、初心者のかたに普通酒を勧めるのも…という気持ちがあります。
そういう意味では八海山って有名ではあっても初心者向けの日本酒ではないのかも?
それに、八海山の純米大吟醸は300mlのボトルで1000円を越えるので、買って飲んでもらうにはハードルの高い値段ではありますね。
上記もあくまで僕個人の感想なので、ひとによっては全然好みが変わるかと思います。
せっかく飲み比べ商品が販売されているので、飲み比べてみて好みを知ってもらうのがいちばんかもしれません。
さいごに
同じ銘柄でも、飲み比べをすることで造り方による味の違いがはっきりわかって楽しかったです。というかだいぶ味が変わるので、飲んだ種類によって日本酒や八海山の印象もだいぶ違ってくると思います。
また、合わせる料理や飲むときの温度、飲み始めてからの経過時間とかでも最適なものが変わるので、高ければベストなわけでもないというのも実感できておもしろかったです。
おまけ:八海山大吟醸180mlボトルのラベルを剥がすと瓢箪型のかわいい瓶が出てきました。